「知の日比谷」で、高い到達点をめざす3年間
都立日比谷高等学校で行われた教育関係者対象の学校説明会に参加しました。
歴史と伝統を誇る旧制東京府立第一中学
1878(明治11)年に東京府第一中学として創立した日比谷高校。1929(昭和4)年から現在の永田町の校舎となりました。高台に位置し、通用門の脇の新坂は、「遅刻坂」の愛称で親しまれています。
この4月に、都立小石川中等教育学校より梅原章司先生が校長に着任。梅原校長先生からは、「日比谷高校の伝統ある教育を引き継ぎ、大学生・社会人になっても成長し続ける人材育成をめざす」とお話がありました。
密度の濃い授業とカリキュラム設定
授業は45分×7時間の週5日制。密度の濃い授業を行っています。
文理を問わず、新科目の「数学C」を2年次に必修として設定、理科の基礎科目は、生物・地学・物理・化学すべてを設置するなど、豊かな教養を身につけることを大切にしています。また日比谷高校では、新学習指導要領で新しく設置される科目「理数探究」を、全国に先駆けて先行実施しています。2・3年次の自由選択科目で履修でき、発表活動も行います。
グローバル・リーダーとして活躍するために
日比谷高校では国内外を問わず、学校外での活動も重視しています。ボストン・ニューヨーク海外派遣研修では、マサチューセッツ工科大学やハーバード大学、ウォ―ル街、米シンクタンクのアスペン研究所等を訪れます。昨年はオンラインで、マサチューセッツ工科大学教授の講義や、アスペン研究所に向けてプレゼンテーションを行いました。現地に赴かない分、多くの生徒が参加できるというメリットもあるそうです。
高い志望をかなえる進路指導
日比谷高校では、スーパーサイエンスハイスクールの取り組みとして行う特別講演会、卒業生による専門的なセミナー、東京大学理学部や東京医科歯科大学訪問など、さまざまな体験が可能です。また、多数行われる進路講演会では毎回レポートを提出、記述・論述指導も行います。このような取り組みの成果が、東京大学の学校推薦型選抜の累積合格数単独1位という実績にもあらわれています。
近年はさらに国公立大志向が高まり、それに伴って、入試改革により国公立と併願がしやすくなった早稲田大の合格数も大きく伸びています。2021年春は東京大学に現役生48名・既卒生15名の計63名が合格。60名を超えたのは、51年ぶりとのことです。
日比谷高校では受験生向けのイベントが予定されています(事前申し込みが必要な場合があります。また、新型コロナウイルス感染防止のため、変更・中止となる可能性があります。必ず学校のHPでご確認ください)。
- 学校見学会:2021年7月18日(日)、8月10日(火)・11日(水)・16日(月)・17日(火)
- 学校説明会:2021年10月2日(土)、11月6日(土)
- 入学相談会:2021年12月4日(土)・11日(土)
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