駒澤大学高等学校の塾対象2021年度入学試験結果報告会に参加しました。今年は学校での開催と、YouTubeでのライブ配信がありました。
◆2020年度卒業生 進路報告
2018年度より3年連続で併設校である駒澤大学への内部進学率が上昇しました。進学コースでは例年20~30%程度の生徒が他大学を受験していますが、2020年度は他大学の受験率が減少。進学コースの84.9%が附属校推薦を利用しました。生徒達はおおむね希望通りの学科への進学ができたそうです。内部進学率アップの一つの要因として考えられるのが2020年度から始まった大学入試改革。新しい入試に対する不安感がこのような結果につながったのではないでしょうか。
他大学への進学では、公募推薦や総合型選抜(旧AO入試)での受験生が減少。2019年度は受験者数50名程度に対し、2020年度は20名程度でした。受験者数減少の要因としては、大学入試改革のほか、新型コロナウイルス感染症拡大により情報収集が難化したことと、資格試験の受験機会が少なくなったことも挙げられます。
◆2021年度 入試報告
私立大学の定員厳格化による大学入試への不安と2020年度の入試改革が重なり、近年は私立大学附属校の人気が上昇。本校では2021年度の高校入試の基準を変更したため応募総数が大幅に減少しました。単願推薦では受験者数が前年比で-39名と、予想より減少しなかったそう。一般入試では、昨年度の合格最低点が高かったことで敬遠したためか、第一志望優先制度及び一般入試において受験生が減少。それに伴い合格率は高くなるという結果に。併願優遇では合格者数が減少したものの、入学者数は例年とあまり変わりませんでした。
都公立の併願状況について、東京では例年駒場高等学校が最多。2021年度は三田高等学校も多かったそうです。神奈川では市ケ尾高等学校や新城高等学校が多く、新城高等学校を併願していた生徒はかなりの人数が本校に入学しています。
私立の併願状況は、他私立を第1志望にした受験生が昨年度からほぼ倍増し、2021年度は112名。併願校として、法政大学第二高等学校、明治学院高等学校、國學院高等学校がありました。仏教を学ぶ本校の併願校として、キリスト教を教育の基本とする明治学院高等学校が選ばれるというおもしろい結果に。その背景は確かではありませんが、本校の女子人気向上が一つの要因として考えられるそうです。そのほかに多かったのは、大学附属の上位校。受験生全体的に私学志向が多くなっていることと、大学附属校を選ぶ傾向にあることがうかがえます。
- 学校説明会:10/23、11/6・20、12/4
- 学校見学会:7/24・31、8/7・14・21・28、9/4・11・18・25、10/9・16・30、11/13・27
- 三学期(受験生個別相談会):1/8
※イベントは変更・中止の可能性があります。必ず学校HPでご確認ください。