可能性を伸ばし、夢をかなえる丁寧な指導

都立町田高等学校で行われた教育関係者対象の学校説明会に参加しました。

進学指導特別推進校として

町田高校は、1929（昭和４）年に私立町田女学校として創立、1948（昭和23）年に東京都に移管され、都立高校となりました。
東京都より進学指導特別推進校に指定され、国公立大学や難関私立大学受験に十分対応できる教育課程を編成しています。数学では、１年次の３学期より「数学Ⅱ」の学習に入ります。さらに、大学入学共通テスト対策として「数学C」を2年次の必修としています。英語ではALT（指導助手）とのティーム・ティーチングを少人数制で行うなど、手厚い指導を展開しています。
また、都立ではめずらしい独立した自習棟があります。冷暖房・除湿機能を完備し、多目的講義室（80名）、5部屋の講義室（40名）、２部屋の小講義室（20名）の利用が可能です。東大・東工大・一橋大などの難関国立大学生によるサポートティーチャー制度もあり、学習環境が整っています。自習棟は、平日は20時、土日・祝日・長期休業中は、16時半まで利用可能で、部活動後に利用する生徒も多いそうです。

先進的なICT教育

東京都の「情報科目の充実を図るための教員支援モデル校」の指定を受けています。町高では、５年前より一人一台のタブレット端末を導入していて、ICT活用教育の実績があります。ICTを文房具のように扱い、わかりやすい授業を展開。その授業を参考にしようと、都内の学校のほか、遠方からも視察に来るそうです。
遠隔授業や動画配信、グループ機能により効率的に行う探究活動、アンケート・ポートフォリオによる振り返りなど、ICTを最大限に活用して、生徒一人ひとりの能力と可能性を伸ばす教育を行っています。

広く国際的な視野に立つために

町高では、独自の海外語学研修プログラムを用意しています。１・２年生の希望者が春休みを利用して、アメリカ合衆国を訪れます。参加者は半年の事前研修で、コミュニケーションスキルや英会話力を磨きます。現地では二人一組でホームステイし、現地高校生・大学生との交流や大学訪問などを行います。
グローバルな視点と、異文化体験による豊かな感性を育み、自己のあり方や生き方を振り返る機会となっています。この２年間はオンラインでの交流会となりましたが、今年度は渡航に向けて計画中とのことです。