文化の杜、上野で学ぶ豊かな３年間

都立上野高等学校で行われた教育関係者対象の学校見学会に参加しました。

上野の杜に囲まれた豊かな環境

上野高校は上野公園の一角に位置し、近くには東京国立博物館、国立科学博物館、国立西洋美術館、東京藝術大学、上野動物園などがあり、文化の香り高い落ち着いた環境にあります。もうすぐ創立100周年を迎える伝統校でもあります。
吉田寿美校長先生は、「素直で明るい、おだやかな生徒が多く、まわりと協力しながら、ものごとに取り組んでいます。勉強、部活、行事のバランスのとれた高校生活で、たくさんの思い出を作ってください。」とお話されました。

独自の探究教育「上野学」

全生徒が「総合的な探究の時間」を利用して、「上野学」に取り組みます。上野の歴史や施設、環境、産業などの課題を自ら設定し、課題解決に向けて探究していきます。近くにある国立科学博物館や東京国立博物館などを有効活用し、実際に出かけていき、話を聞き、調べ、4,000字の論文にまとめます。
国立科学博物館や東京国立博物館は無料で利用できるため、3年間足繁く通う生徒もいるそうです。

「行きたい大学」をめざす！

大学入学共通テストに対応した単位数とカリキュラムを組んでいます。２年次には「数学C」を全員が履修、大学入試の新科目である「情報」の受験にも対応しています。
自習室は大・小があり、小さな部屋では声を出すことができるので、学び合いが可能です。朝は７時台から、放課後は18時（コロナ以前は19時）まで利用できます。現在、感染防止の空間確保のため、使用できない席がありますが、その机には勉強を応援する言葉や、やる気が出る格言などが貼ってあり、生徒を応援する学校の気持ちが伝わってきました。