創立85周年を迎える歴史と伝統の西高校
都立西高等学校で行われた教育関係者対象の入試説明会に参加しました。
西高が育てたい生徒像
西高校は1937(昭和12)年に府立第十中学校として創立しました。昭和25年に西高等学校に改称、今年、創立85周年を迎えます。全都から生徒が集まる人気校ですが、自転車通学が男子45%・女子38%と、地元にも愛されている学校です。
西高では、予測困難な時代を生き抜き、豊かな知性・教養、健やかにして自律した個性をもつ、国際社会で活躍できる調和のとれた大きな器の人間の育成をめざしています。萩原聡校長先生は、「大学進学は自己実現のための第一歩。大学がゴールではありません。教育方針である文武二道を通していろいろな事に挑戦してほしい」とお話されました。
グローバル化への対応
西高には、独自の海外研修プログラム(アメリカ)があります。ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学の講義を体験するほか、現地の高校を訪問し、交流を行います。40名の募集に対し、60名前後の応募があるとのことです。
また、首都圏公立進学校校長会主催の「次世代リーダー養成プログラム」では、夏休みにアメリカ・スタンフォード大学での特別講義やワークショップに参加することができます。
現地で学生や研究者と直接触れ合うことにより、視野を広げ、自らの将来について考え、進学準備への意識を高める機会となっています。
2022年度入学者選抜の結果
推薦に基づく選抜の作文では、理解力(与えられたことばをどう理解したか)、思考力(どのように考えるか)、表現力(考えたことをどのように表現するか)が評価されました。面接では、コミュニケーション能力、思考力・判断力・表現力、リーダーシップ、協調性、出願の動機、進路実現に向けた意欲などが評価されました。
学力検査に基づく選抜の自校作成問題では、基本的な知識をもとに「考える力」や「表現する力」を問う問題が出題されました。
2022年度の学力検査に基づく選抜では、男女別定員制の緩和措置が行われました。男女それぞれ募集の9割を男女別の成績順に合格とし、残りの1割を男女合同の総合成績順で合格を決定するものです。その結果、進学指導重点校で女子の合格数が男子の合格数を上回ったのは、西高だけとなりました。
西高では受験生向けのイベントが予定されています(事前申し込みが必要な場合があります。また、新型コロナウイルス感染防止のため、変更・中止となる可能性があります。必ず学校のHPでご確認ください)。
- 入試問題解説会:2022年7月2日(土)、11月3日(木祝)、12月3日(土)
- 夏の学校見学会:2022年7月22日(金)~24日(日)、8月16日(火)~20日(土)
- 学校説明会:2022年10月1日(土)、11月3日(木祝)
- 授業公開:2022年10月1日(土)、11月21日(月)~25日(金)