夏休みも終わり、いよいよ2学期が始まりました。
ここでは受験生や保護者のみなさんに向けて、タイムリーなアドバイスをお届けします。
ぜひ参考にして、受験本番までの長い受験生生活を、乗り切ってください!
志望校は決まりましたか?
いくつかあげていた候補の学校から、志望校を絞っていきます。
都公立は原則1校しか受験できません。また、都立は「推薦に基づく選抜」と「学力検査に基づく選抜」、2回の受験機会があります。「推薦に基づく選抜」に合格した場合は、「学力検査に基づく選抜」には出願できません。
絞っていくポイントは、教育方針、学力レベル、通学時間などのほかにも、特徴的な授業、学校行事、制服、部活動など、たくさんあります!特に学びたい分野がある場合は、カリキュラムにその教科がどのくらい組まれているかを確認しましょう。やりたい事がはっきり決まっていない場合には、いろいろな経験ができる学校を選ぶのもよいかもしれません。
部活動は、『首都圏 高校受験案内』の受験生応援アプリで興味のある部活動がある学校を、検索することができます。ぜひ、活用してください。
第1志望は決まっているけれど、併願校が決まらない・・・という場合は、『首都圏 高校受験案内』の巻頭解説、「受験パターンの組み立て方」を参考にしてみてください。
文化祭が多く行われます
9~10月は、多くの高校で文化祭が行われます。
コロナ禍により規模を縮小、オンライン開催、または中止となる場合もありますが、可能であれば足を運んでみると、学校の雰囲気がよくわかります。
全クラス演劇を上演する学校、研究発表会を開く学校、文化祭と体育祭を交互に行う学校など、学校によって様々です。また、高3生は文化祭に参加するのか、参観だけなのかも学校によって異なります。志望校を決めるポイントになるかもしれません。
一部の学校ではチケットや申し込みが必要な場合があります。事前に学校のHPでご確認ください。
模試を受けよう!
新教育のWもぎでは、9月から特色検査対策もぎ(神奈川県)が始まります。
それぞれの問題傾向にふれることができる模試は、本番の練習にもなるので、ぜひ受けましょう。特に都立高校では、2023年度入試よりスピーキングテストの結果が選抜に利用されます。模試を受けて、実力を把握しておくことをお勧めします。
受験スケジュールを確認
志望校が絞れてきたら、受験スケジュールを確認してみましょう。
候補に考えていた学校でも、試験日が同じだと1校しか受験できません。
『首都圏 高校受験案内』に掲載の入試日程は、2022年春入試(前回)のものです。
私立高校は10月以降に、このサイトで2023年度入試日程を公開いたしますので、ご確認ください。
説明会に参加しよう
10月に入ると、各高校で入試についての詳しい説明を含めた学校説明会(入試説明会)が開催されます。
夏の説明会に参加した場合も、可能であれば参加して、私立は詳しい募集要項や入学願書を手に入れておきましょう。
10月末には、都立高校の合同説明会も予定されています。詳細が発表になりましたら、高校受験案内Twitterでお知らせします。
受験と入学後にかかる費用について
高校受験では、受験料や願書の発送料、入学に伴う手続金(入学金や施設費等)など、多くの費用が発生します。
私立高校では合格時に納める入学手続金を、併願校(都公立など)の発表まで待ってくれる学校も多くあります。手続金の延納を認めていない学校もありますが、併願する学校のスケジュールをうまく組み合わせれば、損失を少なくすることもできます。
入学後には、授業料、教材費、行事費などがかかります。私立の場合はほかに施設費や、運動部によってはユニフォーム、部活ジャージ、バッグ、附属品などの費用がかかることもあります。夏期講習などが有料の場合もあるので、説明会で質問してみるのもよいでしょう。
授業料は、就学支援金の支給により、都公立は実質無料となります(所得額による)。
私立は就学支援金のほか、所得額による都県ごとの学費補助制度があります。
都県により、「授業料のみ」、「入学金と授業料」など違いがあるので、事前に調べておくと安心です。
『首都圏 高校受験案内』では、巻頭の解説ページで補助制度について詳しく説明しています。参考にしてください。
また、多くの私立高校は、学校独自の特待生・奨学金制度を設けています。『私立高校 推薦・優遇入試ガイド』では、各校の特待生・奨学金制度について、細かく紹介しています。
都立自校作成校対策もぎが始まります
新教育のWもぎでは、10月から都立自校作成校対策もぎが始まります。
都立の自校作成問題校を志望している受験生は、ぜひ受験しましょう!
受験勉強のアドバイス
2学期に入ったら、基礎固めから入試のための学習に切り替えます。
入試によく出る単元や、出題傾向を分析し、実力を養成するための問題練習に繰り返し取り組むことをお勧めします。
9月の模試では、夏休みの成果を確認し、10月からは模試を活用して実践力をつけていきましょう。
(協力:Wもぎの新教育)