世界水準の学びを土台に海外大学に進学
Introduction
グローバル化が加速度的に進む今,日本でも世界水準の教育が求められています。アカデミックな英語力,様々な国籍・価値観の人と協働し,よりよい社会・新たな価値を作っていけるコミュニケーション能力や課題解決力,世界を俯瞰する広い視野…。日本国内でそうした素養を育むことができる教育機関のひとつがインターナショナルスクールです。
インターナショナルスクール(以下インター校)とは本来,日本に住む外国人生徒を対象に,その母国のカリキュラムで教育を行う機関を指しますが,日本人に広く門戸を開く学校も多くなりました。アメリカ,イギリスはじめ各国の教育カリキュラム,IBなど世界的な教育プログラムに基づいたインター校があり,それぞれが独自の教育を展開しています。その多くは日本の学習指導要領に準拠せず,「各種学校」として文部科学省の認可を受けて運営されていますが,昨今はインター生が総合型選抜入試等で受験できる国内大学も増えているため,卒業後の進路は国内外へと広がっています。
コロンビアインターナショナルスクールとは?
埼玉県所沢市にあるコロンビアインターナショナルスクール(以下CIS)は,幼小中高一貫のインター校。1988年,「人種や宗教の差別なく異文化を理解する真の『国際感覚』を備えた若者を育成し,ますます国際化する社会において,活躍できる人材を世界中に送り出す」を理念に設立されました。
インター校の中には日本人枠の制限を設け,保護者の高い英語力を求める学校もありますが,本校は生徒の挑戦意欲を大切にしており,国籍・保護者の英語力は問いません。埼玉・東京から通学する生徒のほか,寮完備なので幅広い出身地の生徒が在籍しています。
■カナダ・オンタリオ州のカリキュラムで学ぶ
最大の特徴は,カナダ・オンタリオ州の教育省認定カリキュラムで学ぶこと。高等課程を卒業すると,カナダの高校卒業資格が得られます。また,アメリカ合衆国の認定団体WASC(The Western Association of Schools and Colleges)の認可を受けていること,日本では外国の高等学校相当として指定されていることから,日本の大学入学資格が認められます。卒業後の進路の選択肢は国内外にわたります。

■国際色豊かな環境
生徒の7割強が日本国籍で,アジアの国出身者が1割強,アメリカ・カナダ国籍が1割弱,ほかにブラジル,ニュージーランド,ポルトガル,ロシア,スイスなどの出身者が籍を置きます。授業も日常会話も,校内で話す言葉は英語。教科書,配布物,掲示物も英語で書かれています。
教職員のうち,外国人の先生は,カナダ,アメリカ,イギリス,オーストラリアなどの出身者が18名。海外の教員免許を所持すると共に(カナダ・オンタリオ州の教員免許取得者は約8割),英語が母国語ではない生徒に英語で教えた経験が豊富です。
保護者・学校間のコミュニケーションは英語でも日本語でも可。保護者への正式文書には和訳が付き,保護者面談には日本人スタッフが通訳として入ります。

■スクールライフ
三学期制で,4~6月が春学期,9~11月が秋学期,12~3月が冬学期。授業は1日に110分×3コマです。水曜日は75分×3コマで午前中に授業を終え,昼食後に1時間半ほど,全員参加のクラブ活動を行います。
1学年約30名の少人数編成で,アットホームな雰囲気。行事も盛んで,アクティビティやイベントを通して全学年が絆を深めています。
■世界とつながる行事
広く世界に目を向けた教育を展開する中で,さらに海外と交流する機会も設けています。
国際NGO団体Habitat for Humanityが,開発途上国で家を建てるボランティア活動を行っており,CISの生徒も参加。2025年度はベトナムを訪れ,2家族が暮らせる住居を完成させました。
ほか,GAP(Global Ambassador Program)では,香港,タイ,マレーシアの姉妹校と相互に訪問し,学校生活や現地の文化を体験。

| 春学期 | 4月 | オリエンテーション・入学式/避難訓練 |
| 5月 | 中間テスト/保護者参観日・個別面談/遠足/ゲームナイト・ソーシャル | |
| 6月 | 期末テスト/同窓会BBQ/オープンキャンパス | |
| 夏休み | 7月 | スピリットカップ/サマースクール/ハビタット・フォー・ヒューマニティ |
| 8月 | サマースクール | |
| 秋学期 | 9月 | オープンキャンパス |
| 10月 | 中間テスト/保護者参観日・個別面談/GAP(受入)/アウトドア活動/ムービーナイト/ハロウィーンイベント | |
| 11月 | 期末テスト/GAP(訪問) | |
| 冬学期 | 12月 | クリスマスフィエスタ/Jake Hall メモリアル Basketball Game/冬休み |
| 1月 | 中間テスト | |
| 2月 | 保護者参観日・個別面談/サイエンスフェア/防災訓練/遠足(スキー) | |
| 3月 | 期末テスト/卒業式&パーティー/修学旅行 |



海外で通用するマインドを育てる
本校では,時期も期間も問いませんが,一度は海外に出てほしいと考えています。外国で日本人が挫折することは多々ありますが,それは言葉の問題だけでなく,外国の価値観や思考,行動様式に慣れていないから。海外へ行く前にそれらを獲得し,自分で考えて行動できるよう,学校生活のあらゆる場面でトレーニングするのが本校の教育です。
■英語レベルに応じた2つの授業クラス
高い英語力を保持する生徒対象の「Main Stream」と,英語力がMain Streamに達していない生徒対象の「ESL(English as a Second Language)」を用意。ESLの生徒は英語学習への意識や習慣が身につき,英語力もアップしたらMain Streamに合流します。

■本校の教育について
生徒は課題に取り組み,プレゼンテーションしてフィードバックを受け,修正や調整をして次の目標を設定といったトレーニングを重ね,主体的な学び方を習得します。クリティカルシンキングを鍛える教育に,最初は戸惑う生徒もいますが,1クラス10~20名の少人数制で,教員が一人ひとりに必要なサポートをするので心配ありません。高い英語力に加え,欧米式の学びの“コツ”や“クセ”の体得が,海外大進学,その先にあるグローバル社会での活躍へとつながっています。
生徒の意思に基づく進路選びと実現への準備
こうした学びを経て自主性を会得した生徒達なので,進路選びは生徒に任せるのが本校流。もちろん,大学出願に教員のサポートは不可欠なので,生徒が求めれば快く手を差し伸べます。海外大進学の場合,国によって,またEarly Decision(専願)かRegular Decision(一般)かによって出願時期も違い,大学・専攻によって面接の有無,必要書類も異なるため,生徒自ら何が必要かを調べ,エッセイの採点や面接の練習など,教員にサポートを仰ぐという流れです。
■進路の傾向・実績
英語で講義を行う日本の大学に進む生徒が多い傾向ですが,海外大進学者が半数を超える年もあります。日本の大学に在学途中で海外へ出るケースも見られます。
日本の大学で志望校に挙がるのは,国際教養大,早稲田大,慶應大,上智大,国際基督教大,立命館アジア太平洋大など。国際教養系の学部が多いようです。海外大の場合は専門が明確で,幅広い分野にわたります。以下は海外の進学先の例です。
| カナダ | University of Toronto,University of British Columbia,McGill University,McMaster University,University of Alberta,University of Ottawa,Queen’s University,University of Waterlooなど |
| アメリカ | University of California Berkeley,University of California Los Angeles,New York University,University of Wisconsin-Madison,Boston University,University of California Davis,University of Minnesota,University of California Irvineなど |
| オーストラリア | University of Melbourne,University of Queensland,Monash University,University of Sydney,Griffith University,La Trobe Universityなど |
| イギリス | London College of Communication,University of Bradford,University of Exeter,University of London,University of Sussexなど |

鳥越美南さんの成長ストーリー
2025年に本校を卒業した鳥越美南さんは,小学3~6年生までアメリカ・ロサンゼルスに暮らした帰国子女。現地の大学生に憧れ,海外大進学を意識するようになりました。帰国後は私立の中高一貫校に入学し,高校の留学プログラムに参加するつもりでしたが,コロナ禍で留学の見通しが立たず,それならば日本で海外の環境に身を置きたいと,高校からCISに。
CISに入学当初は授業の違いに驚いたと言う鳥越さん。例えば歴史は,それまでは暗記がメイン。一方CISでは,過去と現在,国と国とがどう影響を与え合っているか関係性を考えさせる内容です。こうしたクリティカルシンキングを基礎とした学びは,ディスカッションやエッセイ執筆が多い現在の大学で生きているそうです。
高校2年次に訪れたハワイで見た星空の美しさに感動し,「天文学にエンジニアとして携わりたい」と大学ではコンピュータサイエンスを専攻。天文学の研究機関の多さ,実践的な講義内容,治安,気候などの理由からハワイ大学ヒロ校を選びました。難易度が低く学費が抑えられるコミュニティカレッジに入った後,ハワイ大学に転入という選択肢もあり,両親と話し合いましたが,チャンスやネットワークの幅広さを考え,やはりハワイ大学に行きたいと説得したそうです。
ハワイ大学に入ってみると,夢や将来の目標が早くに決まっていた人が多く,高校時代に既に大学の講義を受けていたクラスメイトもいて,レベルの違いを痛感させられたと言います。鳥越さんは「私も高校時代にもっと挑戦すればよかった」と悔しさを抱きつつ,それを挑戦マインドに転換。大学教授に直談判してインターンのポジションを勝ち取りました。

小泉飛翔さんの成長ストーリー
世界に羽ばたいてほしいという家族の希望で,小学部からCISに入学した小泉飛翔(つばさ)さん。CIS入学当初は慣れない英語に泣きながら通っていたものの,手厚いサポートを受けて学校に馴染み,そのまま中学部に。元は内向的でしたが,家族のように接してくれる教員や友人達に囲まれ,自主性を重んじる環境で学ぶうちに自分の殻を破り,挑戦するマインド・行動力が培われていきました。
クラブ活動でバスケットボールに熱中し,本場で挑戦したいとアメリカ・サンディエゴの高校に進学。現地校にスムーズに溶け込めたのは,CISで身につけた“どんどん話しかける行動力”と,英語力,クリティカルシンキング重視の教育のおかげです。

■将来はアメリカで都市開発に携わるのが目標
現地の高校に入学した時点で英語力に問題はなく,現地での生活も気に入ったためそのままサンディエゴの大学をめざすように。高校時代は,大学進学を意識してGPA(学業成績の平均値)を高めに維持できるよう真面目に勉強し,コミュニティカレッジの授業を履修するなど努力しました。
卒業後はやはり四年制大学に進学。アメリカと日本の街の造りの違いを見てアメリカで都市開発に携わりたいと思い,都市計画について学んでいます。現在,サンディエゴ州立大学3年生。自ら手を挙げて教授の研究の助手にしてもらうなど,CISで培ったチャレンジ精神で目標に向かって挑戦を続けています。

世界を舞台に活躍する基盤となる力を育てるCIS
アカデミックな英語力はもちろん,クリティカルシンキングや挑戦する姿勢といった,世界水準のスキル・マインドを育成しているCIS。それはグローバル社会で活躍するには必須の素養であり,CISで学ぶことで扉は世界へと開かれると言えるでしょう。

森亦哲也先生
小泉さんも鳥越さんも,自ら考えて行動できる人です。その資質が,主体性を大切にする本校と合っていたのでしょう。CISでは,インターナショナルスクールという,日本の主流からあえて外れる選択を厭わず,自分の目標に向かって挑戦するマインドがある生徒を広く歓迎しています。
最後に,CISで学び,現在海外で頑張る二人からのメッセージを贈ります。

小泉飛翔さん
好きなことに挑戦できる進路選びが大事です。情報をしっかり集め,一度きりの高校生活に生かしてもらえるとよいですね。

自分が進む先にどんな機会や巡り合わせがあるかは,進んでみないとわかりません。まさか,コンピュータが苦手だった私が,大学でコンピュータサイエンスを学ぶなんて思ってもみませんでした。自分が良いなと思った方向に自信を持って歩んでほしいと思います。



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